趣旨: |
「神道グローバル基金」はISFの毎年度予算の範囲内で支出され、顕著な業績をあげ、特に日本文化における神道について研究活動を行うことを約束する学者のグループに対して供与される。つまり、共同研究者の学術的調査・研究計画を完成するのに必要な財政的援助を行うものである。 |
資金受給申請者のカテゴリー(本基金の趣旨に合致する共同研究者グループ) |
(1) 日本以外の地域で活動する非日本人の共同研究者グループ。
(2) 日本国内で活動する非日本人の共同研究者グループ。
(3) 日本国内および海外で活動する日本人の共同研究者グループ。
(4) 日本国内外を問わず日本人と非日本人の共同研究者グループ。 |
資金受給者の任務: |
(1) 上記に簡潔に述べられたISFの目的および本基金趣旨を遵守する。
(2) 承認された調査・研究計画を進め、それに伴う刊行物(下記を参照)を通して神道の
学術研究を推進 することに貢献する。
(3) 承認された調査・研究は3年ないし5年以内に完了する。 |
必要条件: |
(1) 資金受給者は、主要な日本語の資料を活用するために、日本語の十分な能力を
もっていること。
(2) 資金受給者は毎年1回、調査・研究の進度についてISFへ日本語と英語の報告書を
提出すること。
(3) 資金受給者は、調査・研究計画終了後1年以内に、その実績を単行本あるいは
ビデオ・カセットないしコンパクト・ディスク等の形で発表すること。それらの刊行物
には、ISFの援助を受けたことを明記し、ISFに各10部(セット)を提供すること。
(4) 資金受給者が、承認された期間内に調査・研究を完了しない場合には、受給した
資金の半額をISFに返還すること。
(5) 資金受給者が正当な理由なく、(2), (3) の条件を満たさない場合も、受給した資金の
半額をISFに返還すること。 |
資金受給者の数: |
毎年、1組あるいは若干組。(ISF年度予算による) |
受給申請資格: |
(1) 日本の文化あるいは宗教を大学レベルの教育機関で教授あるいは研究している
研究者のグループ。
(2) 神道の研究に関心をもち、日本文化における神道を教えることを決意する研究者の
グループ。
(3) 神道研究に共同のテーマを持ち、その研究成果をもとに単行本やビデオ・カセットな
いしコンパクト・ディスク等を刊行する意図を持つ研究者のグループ。 |
申請必要書類: |
(1) 申請書には、以下の書類 (英語および日本語の両文)
を揃えること。
*) 調査グループの名称、グループ・リーダーの氏名およびグループに属するすべて
の研究者の氏名。
*) 共同研究者各自の履歴書および発表した論文・刊行物のリストを含めた業績書
(英文で500語分およびそれに相当する字数の日本文)。
*) 調査・研究グループ声明書(たとえば誰が何を担当し、どのように、いつ調査を
進めるかなどを明記した調査・研究計画をグループ・リーダーが編集したもので、
英文で1,000語分およびそれに相当する字数の日本文)。
*) 調査・研究計画を完成するために必要な資金受給希望額 (箇条書きにできるだけ
詳細な数字をあげること)。
(2) 調査・研究計画を支持する学者からの推薦状2通 (おのおの200語分)。1通はグル
ープ・リーダーの学術上の指導者からのもの。あとの1通はグループ・メンバーの
中の1人について、提案された調査・研究に携わる能力を評価することができる教
授からのもの。
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申請書の審査および選考方法: |
申請書はISF理事会の審査を経て、最終決定はISF理事長が行う。 |
資金支給金額と支給期間 |
資金は承認された研究企画に応じて15万円から150万円の範囲で、1年ごとに支給される。その後は、毎年、研究グループが研究目的に向かって満足に進歩していることを確かめた上で、承認された期間(最長5年間)まで支給を継続する。その確認と更新については、ISF理事長が責任を負う。 |
申請書提出期限 |
申請書は、郵便送付とする (第一種書留郵便あるいは EMS、FedEx、UPS、Swiftairなどの運送手段による)。電子メールによる申請の予告は受け付けるが、申請書そのものは配達によってのみ有効とする。申請書の受け付け締め切り日は、毎年、7月20日とする。 |
申請者への通知 |
資金受給の決定通知は、グループ・リーダーあてに、毎年、11月20日前後に送付する。同時に選定された研究者グループの研究課題と責任者名はISFのホームページで発表される。その他、選考にもれた申請者へもその旨通知する。 |
申請書の送付先 |
特定非営利活動法人 神道国際学会
〒132―0035 東京都江戸川区平井5-22-9 田中ビル3階
電話+ファックス 03-3610-3975 |