2008 年11月21日ISF NYセンターで11月度英語による神道文化入門講座が開かれた。この講座は約2年間の任期終了を目前とした太田垣による最後のレクチャーとなった。そのため、太田垣に最後の別れを告げに来てくださった参加者が多く日本人とアメリカ人の割合が半々で太田垣が理想としていた形の文化交流講座となった。
テーマは『日本社会と神道』で太田垣がアメリカで経験した祭儀を通して感じた日本の企業と神道の関わりや神道の教育を受けずして日本人の中に養われた神道心そしてその社会について述べられた。日本社会に未だ強く名残のある神道の伝統。日本人でさえ説明困難な神道、アメリカ人には理解困難な日本人の宗教観。それらを祭り、古典、神社にみる神の存在における説明がなされたが、参加者の態度や反応から今回、少しでも神道に対する理解を深めていただけた様子が伺えた。
講座の後、お別れ会を兼ねた座談会が行われた。花束やケーキを持ってきてくださった参加者と共に太田垣の帰国後の奉職神社での活動予定や機会があればNYにまた戻ってきたいという希望などの話に花が咲き大盛況となった。
参加者の方々の心あるお言葉とお気持ちに太田垣は感無量の面持ちでお礼を述べ最後の講座は終了した。
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