私の一番好きな神社は、東京都千代田区外神田にある「神田明神（神田神社）」です。
　この神社の存在を知ったのは学生時代。友人と町歩きの時に偶然見つけ、参拝するようになりました。
　時が変わってＩＴ関係の仕事に携わるようになると、職業からよく訪れる秋葉原に極めて近く、また、電気街自体が神田明神の氏子と言うこともあり、仕事に行き詰まったときやトラブルに見舞われそうになるたびに参拝しています。
　お社がきらびやかな彫刻で飾られている様や、境内にある荘厳な獅子の噴水等は「江戸の総鎮守」と呼ぶに相応しく、華やかな江戸の町人文化を垣間見ることもできます。
　また、境内には「ゆかりのある人物」として、小説やドラマでおなじみの銭形平次の石碑があるのが面白いところです。
　周辺は情緒あふれる下町があり、ここが都会の真ん中であることを忘れさせてくれます。信仰の拠り所として、癒しの場所として、歴史の証人として、私にとっての「都会のオアシス」と言うべきものが神田明神です。