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神社界あれこれ |
瑞穂雅楽会が設立30周年 東京・新小岩の於玉稲荷神社に本部・研修所を置く瑞穂雅樂會は今年、設立30周年を迎えた。 新小岩駅の繁華街に続く住宅地の中だが、鎮守の森に囲まれて、思いのほか静かな境内に、いにしえの雅の音色が流れている。 会員は、同神社禰宜でもある三田徳明主席を筆頭に約30人。いずれもカルチャー・センターなどで学んだあと、オーディションを受けて選ばれた、将来を嘱望される精鋭たちだ。三田主席の指導のもと、本格的な楽師を目指して研鑽に励んでいる。 雅樂會の前身は三田貢宮司が始めた於玉稲荷雅楽部。やがて活動は禰宜の三田主席に継がれたが、「神社の会だと神職の雅楽養成とみられてしまう。広く一般にも開放したい」(同主席)との意向で現在の名称に変えた。 ◇ 三田主席は雅楽界の現状について、「一種のブームで雅楽人口は確かに増えたが、危機感を持っている」という。「昔から継がれてきた細かな表現方法などが、かなり崩れてきている」 良いものを残したい。そのためには、雅楽界の風通しをよくする必要がある。「雅楽の質を保ち、それを海外、とくにアジアに知らしめることに意義を感じている。それは同時に、日本が質を高めようと啓発されることにもつながる」 ということで同主席は、中国・韓国との雅楽交流にも力を注いでいる。中・韓の芸術大学に教授として招聘された。「韓国では半島ゆかりの納曽利を、北京では唐楽の蘭陵王を教えた。みんな飲み込みがいいのです。それもそのはず、舞楽の源流は東アジアにあるわけですから」 中・韓との共同作業のなかで、舞楽の伝播に関して様々なことが分かってきた。今秋、三十周年を記念して東京で開く「日中韓共同雅楽レクチャー&公演」では、先方の学者らを招いて、その成果を議論する計画だ。 「一時的な交流でなく、継続的に関係を持ちながら共有することに意義がある。文化的な視野をアジアに向けられるかどうか。雅楽も正念場だと思っています」と同主席。瑞穂雅樂會の内外での活躍に期待がかかる。
三馬場の宮司ら一堂に会して 白山信仰の拠点である加賀・越前・美濃の三馬場について考える「白山文化フォーラム」(主催・勝山市/勝山市教育委員会)が7月13日、越前馬場の平泉寺白山神社のある福井県勝山市内で開かれた。三馬場の宮司または代表など関係者が一堂に会する催しとあって、注目が集まった。平泉寺史跡見学会の第一部が終わった後、午後から第2部の市民フォーラムに入り、椙山林継國學院大学教授の講演に続いて、笠松雅弘・福井県立歴史博物館学芸員がコーディネーター、三馬場の宮司らがパネリストをつとめシンポジウムを実施した。 |
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