神道国際学会会報:神道フォーラム掲載 |
インターナショナル・シントウ・ファウンデーション ニューヨーク便り |
神道入門講座 2月は「神道Q&A」 2月13日に日本語による神道入門講座「神道Q&A」が開かれた。今回の講座は、ニューヨーク近辺で生活をする日本人が神道や神社について日ごろから疑問に思っていることをあらかじめ集めておいて、当日中西オフィサーが答えるという新しい試み。事前に集まった質問は「役立つ神道について教えて下さい」といった素朴なものから、神道の神観念や仏教との違いについてといった専門的なものまであり、神道に対する多様な関心が伺えた。あいにくの悪天候だったが、参加者は、日ごろ神社や神職と接触する機会が少ないためか、以前から疑問に思っていたことを次々に質問し、中西オフィサーの説明に熱心に耳を傾けていた。 3月24日の英語による講座は、日本の宗教事情をアメリカ人に紹介する「日本人の宗教生活の特色」。中西オフィサーが、日本の宗教人口は実際の日本の人口をはるかに上回ること、神棚と仏壇を同時に祀る家庭が多いこと、それなのに、宗教を信じるかという問いには7、8割の日本人が否と答えること、などを説明すると、一神教であるキリスト教を信仰している大部分の参加者から驚きの声が挙がった。 4月10日には渡米中の鶴岡八幡宮吉田宮司が、NYセンターを表敬訪問された。センターの神棚に参拝した後、NY訪問の記念として「日本文化の一基層としての死生観」と題する講演を行った。 4月4日、晴天に恵まれた天候の下、首都ワシントンDCにて恒例のサクラ祭りが開催された。ISFも例年どおりペンシルバニア大通りで神道を紹介するブースを出展し、アメリカ人への神道紹介につとめた。 2月12日、コロンビア大学のシンボルでありキャンパスの中心にあるロウ・ライブラリーにて、同大学雅楽講座のメンバーによる第四回雅楽コンサートが開催された。今回はISFの中西オフィサーも、1月から同講座を聴講している縁で、講座生の一員として演奏した。 |
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